【アクセス解析コラム出張版】誰でもかんたん初級SEO対策

Webデザイナー、チワワDXです。

普段はWebデザインやCMSを主体としたコーディング、プログラム開発をしています。

弊社エフアンドエムネットでは、プログラム開発、サーバーサイドのインフラストラクチャの設計・管理、ウェブアプリケーションの開発などが主だった業務ですが、Webサイト開発も行っており、より多くの価値を提供できるようにSEOに関する知識なども日々学んでおります。

弊社のお仕事の一部をご紹介すると共に、誰でも取り組める初級のSEO対策をご紹介いたします。

はじめに

SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでウェブサイトが上位に表示されるようにするための技術や競合他社との差別化を図る戦略です。

ウェブサイトが検索結果の上位に表示されると、より多くの人に見てもらえる可能性が高まります。この記事では、具体的な例を挙げて基本的なSEO対策をわかりやすく説明します。

基本的なSEO対策

出典:Adobe Firefly

1.内部リンクの最適化

内部リンクとは、ウェブサイト内の各ページ同士を結ぶリンクのことを指します。サイト内のナビゲーションを適切に設置することで、ユーザーがサイト内を快適に移動できる他、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなり評価向上が期待できます。

関連性の高いコンテンツへのリンク

関連するページへの導線が引かれていることで、「ユーザーが欲しい情報」にたどり着きやすくなり、網羅的に情報を得られることでサイトの滞在時間が伸びる可能性があります。

手法的には、あるレシピの記事に他の似たようなレシピや料理のコツを説明するページへのリンクを設置するなどがあります。

こうした「ユーザーの求めている情報が何か」を意識したリンク設計を行うことで、サイトの評価が上がりやすくなります。

自然なアンカーテキスト

アンカーテキストとは、リンクされたテキストのことを指します。このテキストは、リンク先の内容が説明されているテキストだとベストです。

たとえば、「エフアンドエムネットのオフィスをご紹介します」のように、リンク先の内容を示唆するフレーズを使用します。

アクセシビリティの向上

リンクは、ユーザーが見つけやすい場所に配置し、視覚的に目立つようにします。よほど複雑なデザインや構造になっていなければ、ウェブページのメインコンテンツ内にリンクを設置することで容易に達成できていると思います。

2.コンテンツマーケティングの統合

コンテンツマーケティングを通じて、ターゲットオーディエンスに響く高品質なコンテンツを提供することで、訪問者の関心を引きつけ、検索エンジンでの可視性を高めることができます。

ターゲットユーザーの理解

まず、どのようなユーザーをターゲットにしているかを理解します。

たとえば、若者向けのファッションブログを運営する場合、訪れるユーザーはファッションを用いて「自身のコンプレックスを隠したい」「イメチェンがしたい」など、様々な課題やニーズをもって訪れるでしょう。

ユーザーの持つ課題を解決するコンテンツ(今の状況を脱したい、という悩みを無くす)が必要なのか。
ユーザーの持つニーズを満たすコンテンツ(こんな風になりたい、という願望を叶える)が必要なのか。

ユーザーの求めているものと自身が提供する情報の性質を理解することで、発信すべきコンテンツの方向性が明確になります。

キーワードリサーチ

ターゲットユーザーが検索する可能性のあるキーワードをリサーチします。

目的としては、提供する情報がユーザーのニーズ(課題・叶えたい願望)に対してどのようにアプローチできるのか、そして流入数を最大化するために、適切なキーワードを割り出すことにあります。

具体的には、キーワードプランナーやラッコキーワードなどの「キーワードリサーチツール」を使用して、関連するキーワードの検索量や競争度を調査します。

こうして人気のあるキーワードや潜在的なキーワードを洗い出したら、届けたいユーザーにとって必要だと思われるキーワードを盛り込んだコンテンツを作成します。

関連コンテンツの作成

関連するトピックを中心にコンテンツを集約し、ユーザーが関連情報を見つけやすくなり、Googleもコンテンツを理解しやすくなります。

たとえば、健康とフィットネスに関するコンテンツハブには、エクササイズのガイド、栄養のアドバイス、ウェルネスのヒントなどを含めることができます。

おわりに

出典:copilot designer

今回ご紹介した手法は、特に技術的な専門知識がない方でも実践しやすいSEO対策です。

ただ、ご注意いただきたいことがあります。
それは、流入数を増やすことをゴールにしないでほしいという点です。

サイトの目的は、コンバージョン(資料請求やお問い合わせなど)を増やすことです。
SEO対策の施策によって流入数を増やすことができても、コンバージョン数自体は増えない可能性もあります。

SEO対策を行うことで流入数が増え、得られるユーザーの行動データをもとにサイト改善の打ち手を考えて実行。その後振り返りを行って、また改善策を検討する。

この一連のサイクルが、健全なサイト運用を促します。
サイトの目的を果たすための手段の一つとして、SEOをうまく使いこなすことが大切です。

この記事があなたにとって、SEO対策理解の第一歩としてお役に立てば幸いです。