はじめまして、エフアンドエムネットでwebエンジニアを務めている川上(大)です。
普段は、web開発やAI・データ分析支援等のデータ利活用に関わる案件に携わっています。
弊社エフアンドエムネットでは、多彩なプロダクト開発を支えるためにAWSを積極的に使用しています。この記事を通じて、私たちがどのようにAWSサービスを活用しているか、その一端をお伝えできればと思います。
はじめに
最近、社内技術調査のために日々の業務で使用している技術に関するアンケートを実施しました。
ポジションの内訳は下記になります。
※ ポジションを兼ねている場合、1社員に対して複数のカウントをしています。
このアンケートにおける技術利用状況の結果に関しては後ほど執筆予定の【社内技術紹介】全般編をご覧ください。
AWSに関するアンケート結果
先に実施したアンケートでは、AWSの利用状況に関しても調査を行いました。その結果、多岐にわたるカテゴリのサービスが活用されていることが明らかになりました。

使用率上位のAWSサービス
アンケート結果から、S3、EC2、RDSといったAWSの代表的なサービスの使用が特に多いことが明らかになりました。これらは社内のWeb開発プロジェクトにおいて頻繁に利用されるサービスであり、その人気は高いです。また、次点のCloudWatchを用いたログ出力やメトリクス収集も一般的であり、多くのプロジェクトでこのサービスが採用されています。さらに、ECSやLambdaといったコンテナサービスやサーバレスアーキテクチャの採用も近年増加傾向にあります。
S3が使用方法でトップに立っているのは、その多様性に驚かされます。コンテンツの保管・アプリケーションログの保存・データレイクとしての利用など、幅広い用途に対応できる点が大きな魅力だと感じます。一方、アプリケーションサーバーとしては、EC2・ECS・Lambdaといった様々なサービスがあるため、利用者の票がそれぞれに散らばっていることにも納得がいきます。それぞれに強みがあるため、選択肢が多いのは利用者にとっても良いことだと思います。
CI/CDに関わるサービス
次点で多いのが、CI/CDに関わるサービスです。
弊社では、より高品質なサービスを届けるための一つの方法としてCI/CDの導入が進んでおり、Codeシリーズと言われる各種サービス(Code PipeLine・CodeBuild等)が主に使用されています。使用例としては、ユニットテスト〜イメージビルド〜環境デプロイといったECS環境の自動デプロイ基盤が主であり、開発速度の向上やリリースの心理的ハードルを下げることに役立てています。
票数が他の上位サービスよりも少ない主な理由は、Jenkinsを含む様々なCI/CDツールが一部のプロダクトで使用されているためだと考えられます。
その他サービス
他にもデータ分析に関連するツールとして、AthenaやRedshiftなどを活用しています。また、最近の生成AIのトレンドに沿い、KendraやBedrockの導入を検討する動きが徐々に進められており、これらのツールの使用は今後さらに拡大する可能性があります。
一方で、AWSの利用に固執せず、クラウドベンダー各社の得意領域に注視して複数のクラウドを組み合わせることもあります。具体的には、長年続けているAI OCRプロジェクトではGCP・発足したばかりの生成AIプロジェクトではAzure OpenAI Serviceをメインで使用しています。
今回のAWSを使用したサービスのアンケートでは、これらのデータはカウントされていないことが票数が少なくなった一因だと考えられます。
最後に
弊社では多様なプロダクトや社内施策においてAWSサービスを積極的に活用しており、今後もその使用は一層増加する見込みです。
AWSを使用したプロジェクトの詳細に関してはカジュアル面談や採用過程で詳しくお話ができると思いますので、もし興味をお持ちでしたら是非採用ページをご覧ください!