エフアンドエムネットのコーポレートサイトが、このたび約10年ぶりに全面リニューアルされました。ディレクションからデザイン、コピー作成、撮影までを担当した2人のデザイナーに、取り組みの背景やこだわり、制作中のエピソードについて伺いました。
もくじ
今回のリニューアルは、どんなきっかけで始まったんですか？
魅力を伝えきれず、チャンスを逃していた部分もあったと思います。別部署のエンジニアに当社の良さを聞くと、「自社開発ができる」「挑戦を応援してくれる環境がある」「穏やかでいい人が多い」といった声がたくさんありましたが、この良さがサイトに表れていないのは、もったいないな！と。
そうですね。採用担当からも「仕事内容が伝わりづらい」という声があり、「じゃあ自分たちで動こう」とリニューアルプロジェクトを立ち上げました。
ターゲットや目標はどのように決めたんですか？
エフアンドエムネットでは一部で外部のお客様ともお仕事をしていますが、メインのプロダクトはグループ会社を含む自社案件なんです。
そこで今回は、【求職者の方】を主なターゲットにしました。 会社の魅力や、実際に私たちがどんな仕事をしているのかを、できるだけ正確に、わかりやすく伝えることを意識しています。
最終的なゴールは「自社サイトからの採用応募を増やす」こと。
その目的をしっかり軸に置きながら、全体の構成や内容を組み立てていきました。
全体の構成図イメージ
構成やデザインで、特にこだわったポイントはありますか？
まずは「サイト構成」を根本から見直しました。 ただページを整理するだけではなく、会社の想いや強みが自然に伝わる流れを作る——そこをテーマにしています。
そうですね、特に力を入れたのが「私たちについて」のページ。
「ミッションを実現するために」というセクションでは、会社としての強みを伝えると同時に、エンジニアが「ここで働きたい！」と思えるような視点を意識しました。
まさに！求職中のエンジニアが「自分のスキルを活かせそう」「挑戦しながら成長できそう」と思えることってすごく大事だと思います。
求職者の視点を意識したのはデザイン面も同様で、「信頼」と「先進性」を両立させるために、青と白を基調とし、印象的なグラデーションを使って表現しています。
あと、普遍的なデザインにすることで、時間が経っても古く見えにくく、息の長いWebサイトを目指したというのもありますね！
制作を進める中で、印象に残っていることはありますか？
今回のプロジェクトは、とにかく試行錯誤の連続でした。
特にコピーづくりですね（汗）
これまでもデザイナーとして構成やコピーに関わることはありましたが、 サイト全体の原稿をゼロから書くのは初めてで、最初は進め方に悩みました…。 AIを使って原稿を作ってみたんですが、内容がどこか曖昧で、「やっぱり自分の言葉で伝えなきゃ」と！
そこからは、各部署のエンジニアにヒアリングを重ね、仕事内容や会社の強みを一つずつ掘り下げながら原稿を練り上げていきました。
その中で、自社のことなのに他部署の仕事を意外と知らなかった事に気づいたり、忙しい中でも丁寧に話を聞かせてくれる社員の優しさに助けられたり。会社の魅力や働く人たちの温かさを、改めて感じることができました…（しみじみ）
本当ですね。気づけば、会社のことを一番深く考えた数か月だったと思います！
大変なことも多かったですが、本当にいい経験になりました。 今回のリニューアルで、会社の魅力をこれまで以上にしっかり伝えられるサイトになったと思います。
もし少しでもエフアンドエムネットに興味を持っていただけたら、ぜひコーポレートサイトをご覧いただき、 新卒・キャリアを問わず、ご応募をご検討いただけると嬉しいです！
前回の制作からかなり時間が経っていて、事業内容や会社の強み、雰囲気が十分に伝わっていませんでした。 デザインも少し古く感じて、「今のエフアンドエムネットの良さ」を表現したいな、と思ったのが一番のきっかけですね。